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ヘルスケアや人工知能、機械学習、サイバーセキュリティーへの投資が増えた。

中国の調査会社、大智慧のデータをもとにVCが関与した案件を集計したところ、17年1~6月の投資額は830億元強だった。
前年同期は大型案件が相次いだこともあり、1670億元超だった。
その後は四半期あたり400億元前後で推移する。
17 年通年でも2300億元超だった16年を下回る公算が大きい。
案件の小型化も進む。
16年の1件当たりの平均投資額は3億元を超えていたが、17年1~6月は2億5千万元に減少した。
ベンチャーへの資金流入が伸びない背景には、金利の上昇がある。
中国の銀行間金利は4.4%前後と、3%強だった1年前に比べ大きく上昇している。
投機の抑制を目的に保険商品の販売規制を強化したことも、ベンチャーファンドの資金源が細るという副作用を招いたという。
米連邦準備理事会が金融引き締め路線を敷く米国も減速感が強い。
調査会社CBインサイツと米プライスウォーターハウスクーパースの共同調査によると、米国のVC投資額は17年1~3月期に139億ドル。
直近のピークである15年に比べると、 約3割少ない水準だ。
投資件数は前年同期比15%減の1104件だった。
16年後半に始まった投資活動の減速傾向が、17年に入っても続く。
過熱気味だった過去数年と比べVCが投資先の選別を強めているためだ。
ただ業界が足場を失い始めたわけではないなど、投資意欲は衰えていないとの見方もある。
投資先を業種別にみると、1~3月期はヘルスケアや人工知能、機械学習、サイバーセキュリティーへの投資が増えた。
一方でネット関連企業への投資は減少した。
最も資金を集めたのは、がんの早期発見技術を開発する米グレイルで、約9億ドルを調達した。
by neww211 | 2017-07-21 11:36 | 姿勢

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